5月31日「菜の花の都」 さやね

 今日は、なっちゃんのお誕生日でした。
 今朝、6年生教室に行くと、なっちゃんの訓練をするマットにたくさんのお花が飾られていました。そこにはたかこちゃんがいました。たかこちゃんは、
「朝食当番の前に、なおちゃんがしてくれたんだよ」
 と教えてくれました。
 それから、たかこちゃんが勉強をしている机に大きなタオルがかかっていました。何かを隠しているようです。
 
 昨日の夜、なおちゃんはリビングにいたみんなに、
「これから、食堂の黒板になっちゃんのお誕生日の絵を描きたいと思っています。テーマは、なっちゃんの世界一周の旅(少し違ったかもしれません)です。もしも一緒に描きたいなという人がいたら、食堂に来てくれたら嬉しいです」
 と声をかけてくれました。
 
 そして、夜眠る前に、なおちゃんが声をかけてくれました。
「明日、なっちゃんの訓練のときに、なっちゃんをお祝いする何かができたらいいな、とりなちゃんと話したんだ。何かを作ることはできないけれど、何ができるかな。今夜は、そのことを考えて眠ろうと思っているよ」
 と話してくれました。
 
 なおちゃんは小さな声で、嬉しそうに話してくれました。私は布団に入って、隣で眠っているなおちゃんと一緒に、何ができるかなと考えました。なっちゃんの笑顔を思いました。嬉しくてあっという間に眠ってしまいました。
 
 朝の集合を終えてから、なおちゃん、たかこちゃん、りなちゃん、ちさちゃんと一緒に6年生教室に行きました。
 朝、大きなタオルで隠していたのは、「ハッピーバースデイ!」という手作りの横断幕でした。なおちゃんが、教材室にしまってあったんだよ、と教えてくれました。その横断幕は一番に目に飛び込んできて、なおちゃんとみんなのなっちゃんへの愛が溢れています。
「なっちゃんが来たら、みんなで『ハッピーバースデイ』を歌おうね」
 となおちゃんが言いました。
 
 それから、それぞれの席に座って、少しだけテキストを開き、(なっちゃん、早く来ないかな)と思いました。みんなで耳を立てていました。
 すると、廊下のほうから、なっちゃんの車いすの音が聞こえました。
「あっ、なっちゃんが来たよ」
 なおちゃんが立ち上がりました。みんなテキストを閉じて、飛び起きました。なっちゃんの訓練のマットを囲むように、入り口のほうを向いて並びました。
 
 せーの、となおちゃんの合図で、みんなと一緒にハッピーバースデイを歌いました。なっちゃんは、うわあ、すごい、とビックリして、とても笑顔でいてくれました。嬉しくて、なっちゃんとみんなと一緒にいられて、嬉しいなと思いました。
 
 私は、なっちゃんのことが大好きです。なっちゃんと一緒に訓練をしたり、勉強をさせてもらっていて、私はなっちゃんに救ってもらってばかりです。
 なっちゃんの身体に触れさせてもらうとき、私は力加減が上手くできなかったり、立ち位置が悪かったり、上手くサポートができなかったなと思うときも、なっちゃんはいつもありがとうと言ってくれます。
 
 私は心を開くことが難しくて、冷たい態度を取ってしまったと思っても、なっちゃんは変わらずに、身体を任せてくれて、ありがとうと言ってくれます。
 なっちゃんは、私の至らないところもみんな許してくれて、それも含めて、私を認めてくれます。よいところを見てくれます。好きでいてくれます。なっちゃんはボーイングチームのことをみんなに自慢してくれます。
 
 私はなっちゃんといさせてもらって、自由になれます。間違いそうになったとき、なっちゃんのそばで、みんなの中で、気持ちを正させてもらいます。なっちゃんのように、優しく、強く、勇気を持って生きたいです。なっちゃんと同じ仲間として、これからも、なっちゃんとみんなと一緒に生きていきたいです。
 なっちゃんは、菜の花の都です。なのはなのみんなの笑顔の真ん中にいる、なっちゃんと、みんなと手をつなぎます。なっちゃんのように、まだ見ぬ誰かに出会えることを信じて生きていきます。
 なっちゃん、お誕生日おめでとうございます。

 
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5月31日「強く、自由に生きていく」 たかこ

 今日は、なっちゃんのお誕生日でした。黒板には、マトリョーシカになったなっちゃん。ピラミッドの前でらくだに乗るなっちゃん。インドで、ナンを食べるなっちゃん。花の都、パリのエッフェル塔にいるなっちゃん。オーストラリアのカンガルーとなっちゃん。……。世界中の国々にいるなっちゃんが描かれていました。
 
 なっちゃんを思うとき、どっしりとした大木が思い浮かびます。地面にしっかりと根を張って、とても安定感があります。濃い緑色の葉をつけた枝が、空に向かって大きく、強く、どこまでも自由に伸びていきます。その姿はとても自然で、迷いが無くて、真っ直ぐです。飾ろうとせずに、ありのままの自分であることを楽しんで生きています。
 私もなっちゃんのように、どっしりと、強く、自由に生きたいと思います。
 
 私は、6年生教室でなっちゃんと一緒に訓練をさせてもらう時間が大好きです。
 なっちゃんといるとき、その穏やかで、前向きな空気に、大きく包み込んでもらっていることを感じます。なっちゃんはいつも気持ちを外に向けていて、その場の空気を明るくしてくれます。なっちゃんがいてくれると、誰も独りになることがありません。誰に対しても、そっと優しい気持ちを向けてくれます。なっちゃんがいてくれると、守ってもらっている安心した気持ちになります。
 なっちゃんと過ごす時間は、私にとって、とても大切な時間です。
 
 なのはなに来て、なっちゃんと一緒にいさせてもらい、私の中に在った障害への強い差別心が消えていくのを感じました。なっちゃんと過ごさせてもらうなかで、私はなっちゃんに障害があることを忘れていきました。障害があり、車椅子に乗っているなっちゃんではなくて、なっちゃんをなっちゃんとして、向き合うようになりました。
 
 なっちゃんは、障害のあることで、自分を特別なところに置くことがありません。必要なときに手を貸してもらうけれど、自分でできることは自分でします。それは、私が自分のできないことは人に助けてもらうのと、何も変わらないと思いました。
 
 障害のあることが悲しいのではなくて、障害があることで差別され、社会から排除されてしまうことが辛く悲しいのだと、お父さんとお母さんは教えてくれます。
 私は、障害のある人を差別することで、自分と障害のある人のあいだに線を引いていました。けれど、その歪んだ価値観は、自分で自分の首を絞めることになりました。いつ自分が差別される側に落ちるか。いつ自分が社会から排除されてしまうか。私はいつも強く怖れていました。
 
 障害のある人を見下す気持ち。障害のある人と自分は違うという、自分を高みに置く心。自分の中から差別する心が消えていくと、心がどんどん軽く、楽になっていきました。なっちゃんのお陰で、間違った価値観から解き放たれて、心が自由になるのを感じました。
 
 障害があるということは、なっちゃんにとって、何の壁にもならないのだと思いました。なっちゃんの心はどこまでも自由で、何にも囚われていません。なっちゃんはその行動力で、東京でも京都でも、どこにでも軽やかに行きます。身体は普通に動くけれど、心ががちがちに縛られて自由に動かない私よりも、なっちゃんはずっと自由に、どこまでも飛んで行くことができます。私は、なっちゃんの行動力にとても憧れています。
 
「なつが障害を持って生まれてきたから、今の自分がある。なつに感謝している」
 そうお母さんが言いました。なっちゃんからなのはなファミリーが始まったのだと思いました。
 なっちゃんに障害があったから、お母さんはお父さんと出逢いました。なっちゃんの訓練が、お母さんやなっちゃんを、河上さん、須原さん、なのはなを応援してくださる方たちと繋げてくれました。そして、なのはなファミリーへと繋がっていきました。
 
 なっちゃんという1本のなのはなから、次々となのはなの輪が広がっていきました。私は今、なのはな畑の中の1本になりました。私の周りには、優しく強いなのはなのみんながいます。私の未来には、大きな希望と確かな夢があります。
 
 もしなのはなファミリーに来ることがなかったら、私はもう生きていなかったと思います。私が今、なのはなで毎日、心楽しく、みんなと笑いながら過ごすことができることは、ひとつの奇跡です。当たり前のこととして毎日を過ごしてしまっているけれど、決して当たり前のことではないと思いました。
 
 なっちゃんは障害を持って生まれてきました。お母さんやなっちゃんは、障害のある人を強く差別する社会のなかで闘い続けてきました。なっちゃんは沢山の訓練ボランティアのなかで育ち、普通学校に進みました。辛いことや悲しいことが数え切れないほどあったとお母さんは話してくれます。お母さんとなっちゃんの強さは、差別と闘い続け、幾つもの悲しさや辛さを乗り越えてきた強さなのだと思いました。
 
 お母さんやなっちゃん達が立ち向かい続けて、新しい道を切り拓いてくれたからこそ、今のなのはなファミリーがあります。そのことを、決して忘れません。
 
 なっちゃんは、なのはなファミリーの原点です。なっちゃんが居てくれたから、私たちは今なのはなで、心穏やかに生活していられます。
「これから、なのはなに貢献できるように力をつけていきたい」
 なっちゃんが言いました。
 
 私もなっちゃんと同じ気持ちで、今目の前にある役割に、全力で向かっていこうと思います。なっちゃんから始まったなのはなファミリーを、まだ見ぬ誰かに繋げていくために。これから先のなのはなファミリーをつくっていく1人として、責任を持って、自分のベストを尽くして、力をつけていきます。
 なっちゃん、お誕生日おめでとうございます。なっちゃんが大好きです。

 
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5月31日「なっちゃんがいてくれる場所」 なお

○なっちゃんがいてくれる場所
 
 私となのはなファミリーが出会えたのは、なっちゃんがいたから。
 私がこれまで勉強を続けてこられたのも、なっちゃんがいてくれたから。
 なっちゃんの存在があって、なっちゃんにたくさん支えてもらっていまの私がいる。
 私は、こう思います。
 
 なっちゃんは、働きに行っていたときも、今も、ずっと訓練をしてきました。働いている期間は、仕事から帰ってきた夕方に一緒に訓練をしていました。いまは、午前と午後に1セットずつ行っています。
 
 私はボーイングチームとして勉強をするようになってから、なっちゃんの訓練とともに勉強の道を歩んできたなと思います。机に向かって問題を解いて、ふと顔を上げるとそこにはなっちゃんの姿があります。6年生教室で勉強をするときの光景は、いつもなっちゃんがいてくれます。
 
 なっちゃんの訓練が1人では続かないのと同じように、私の勉強も1人では続かないものです。なっちゃんや、なのはなのみんなとの時間が合って、ここまで続けてくることができました。訓練のサポートをするように、勉強するときの心をみんなにサポートしてもらっています。
 
 なっちゃんの訓練も、自分の勉強もきっとその意味は同じなのかも知れない、と思います。なっちゃんは、もっと身体を使いやすくして、綺麗に立つため、もっと綺麗に歩くために訓練をしています。
 けれど、それだけではありません。まだ見ぬ誰かのために訓練をしています。ハートピーの訓練をする1人として、先頭にたってなっちゃんは自分自身を材料にして身体を作っているのだと思います。
 
 そして、身体をよくするためという以上に、訓練を通して人とのつながりを作り、本当に意味で自立して生きていくという道を示してくれています。
 
 私は、そのなっちゃんの姿に、自分がなんのために勉強をしているのか、なんのために生きているのか、ということを教えてもらえます。私は、なっちゃんのようになのはなファミリーで回復していく1人として希望ある自立の道を拓いていきたいです。自分をより高めて、自分の能力を最大限に生かして社会に貢献するために勉強をします。なのはなで回復する1つの道を自分を材料にして作っていくために勉強をします。みんなと助け合いながら、自立して生きる道を示していきます。私も、菜の花の都を作っていく1人になっていきたいです。
 
 私は、なっちゃんといると、言葉にしなくても、なっちゃんがすべてを包んでくれているように感じます。なっちゃんの表情や、そっと手をにぎってくれるときや、そんなときに、なっちゃんの大きさやあたたかさが心に伝わります。なっちゃんが「ありがとう」といってくれるとき、自分の存在を肯定してもらっていると思います。そんな「ありがとう」を私も言えるようになりたいです。相手の存在を肯定して、相手が安心していられる居場所をつくれるなっちゃんのようになりたいです。
 
 どこまでも自由に、夢と勇気を持って生きているなっちゃんを尊敬しています。なっちゃんの強さと優しさを尊敬しています。なっちゃんのことを思うとき、なっちゃんは心も身体も自由に世界中を飛び回っているように感じます。自分で自分を縛らずに、行動に移していくなっちゃんの姿が本当に格好良いです。なっちゃんのお話を聞いていると、自分ももっと自由に、夢をもって生きていきたいと思います。
 
 なっちゃんは食事の席で、「みんなに助けてもらって、みんなに生かされている」と言いました。私は、その言葉をそのままなっちゃんに伝えたい。私は、なっちゃんに助けてもらって、なっちゃんがいて始まったなのはなファミリーに生かされています。“菜の花の都”のなっちゃんが真ん中にいて、そこからお母さんとお父さんがつながり、河上さんや須原さんがつながり、卒業生のみんなもつながり、私につながっています。
 
 いま、6年生教室はなっちゃんの訓練を通して、仲間が集まります。ボーイングチーム、りなちゃん、ちさちゃん、あおいくん、ゆうなちゃん。私は、なっちゃんを囲んで作られる菜の花畑が大好きです。なっちゃんの身体が良い方へと変化していっていることも嬉しいです。
 
 なっちゃんの訓練をしながら、みんなとのつながりが確かなものになっていきます。自分の役割を感じたり、自分の存在を肯定してもらうことで、大きな安心があります。なっちゃんからお互い様の関係がどういうものなのか、たくさん教えてもらいます。
 
 今日は訓練をする6年生教室にハッピーバースデイの看板をつけたり、マットの周りに造花を飾ったりして、お祝いをしました。食堂の黒板には、なつみちゃん、ももちゃん、よしえちゃん、はるかちゃん、のりよちゃん、まりこちゃん、こうみちゃんたちと一緒に『世界一周なっちゃんの旅』と題して絵を描きました(いつも自由で行動力があるなっちゃんが、世界中を飛び回っていくイメージでそのテーマにしました)。
 
 なのはなファミリーをいつも明るく、あたたかく、仲間が集まる場所にしてくれるなっちゃんが大好きです。なっちゃんのお誕生日をお祝いできて嬉しかったです。なっちゃん、お誕生日おめでとうございます。
 
 
 
○リーダーに沿うこと
 
 言われたことを確実にやる。リーダーより前に出て指示を出さない。
 お父さんが話してくれたことが、自分ができていないことだと思いました。言われたことに自分の判断や解釈を挟んでしまったり、別の人に再度確認してしまうことがあります。
 
 朝食当番では、リーダーより前に出て、提案や指示をしてしまうことがありました。
 水曜日の当番をしていて、うまくいかなかったな、ということがあるのは、自分が出過ぎてしまうことで、良い配膳になる空気を作れていなかったからだと思いました。
 
 リーダーがやりにくいだけではなく、チーム全体の空気も乱してしまうことでした。このくらいなら自分が決めてもいいか、とか、このくらいなら指示にならないか、という『このくらい』のことが、実は大きなことなのだと思いました。自分の言葉や行動が、チームのみんなに誰がリーダーで誰に従ってすすめるべきなのかをわからなくさせてしまっていました。準備のときは自分がリーダーとして責任を持ってすすめる、当日はスタッフさんのリーダーの指示と判断に沿っていく。そのメリハリをつけて、自分の立ち位置や出るところ引っ込むところを正しくしていきます。




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「夏の集大成」 8月1日

「再会」 8月2日

「86回」 8月3日

「桃とあんなちゃん」 8月4日

「一瞬の美しさを大切に」 8月5日

「勇気と信じる気持ちをたずさえて」 8月6日

「地固まる」 8月7日

「強く信じて前に進む」 8月10日

「法人税法の神様に誓う2時間」前編 8月9日

「法人税法の神様に誓う2時間」後編 8月9日

「常にプレーヤーとして生きる」 8月11,12日

「シンプルで本質的な生活」 8月12日

「強さと、笑顔を」 8月13日

「なのはなとしての正しさを、自分の中にいれる」 8月14日

「私の夢」① 8月8日

「私の夢」② 8月9日

「私の夢」③ 8月10日

「安心できる場所」 8月15日

「虹のお誕生日」 8月16日



〈8月9日、試験会場のサンメッセ香川にて〉
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