4月8日

 

○エネルギーに満ちて

 
 聞こえてくる、草刈機のエンジン音。湿度の高い空気に混じる、草の匂い。
 古吉野保育園の角を曲がると、やすよちゃんたちが畑のあぜや斜面の草刈りをする姿が見えました。道路の際は綺麗に刈られていき、斜面では草刈機を一定の幅で動かし刈りすすめていました。私は、草を刈るみんなの横を走って通り過ぎました。
 
 石生の坂を上っていると、第2鉄塔畑の近くに赤のMPV(なのはなの車)が停まっているのが見えました。その少し上に、新しく竹を取らせていただいている竹林があります。

 息を上げながら走ると、竹取りをするみんながいました。長い竹を運び出す人、切り出した竹の枝打ちをする人などがいて、それぞれお互いに声を掛け合って作業をしていました。
 
 走っている私を見て、「ファイト!」となるみちゃんが声をかけてくれました。
「竹取りのみんなも、ファイト!」
 私はこう返しました。
 切り出した竹は、軽トラックで古吉野に運ばれていきました。石生1周を走り終えると、その運ばれた竹がグラウンドにあるのが見えました。
 
 
 ランニングを終え、私は朝食当番のために台所へ向かいました。家庭科室では、野菜切りがされていました。今日全収穫をした春菊を、しょうやくしてから湯がき、絞って刻むという作業でした。
 

「春菊の量が、すごいんです。朝食当番も一緒にやったら終わるかもしれないから、やりましょうか?」
 ともかちゃんが、こう提案してくれました。
「そうだね、そうしよう!」
 ここから、春菊の作業が走り出します。朝食当番の仕事がある程度目処がついたところで、さとえちゃん、しほちゃん、あけみちゃんの3人に野菜切りに入ってもらいました。
 
 しょうやくされた春菊が家庭科室から届き、それをともかちゃんが大鍋で湯がきます。さっと湯がいた春菊は流水にさらして熱を取り、すぐにまた家庭科室へと持って行きます。ともかちゃんのその作業はとても手早かったです。家庭科室から台所へ、そしてまた家庭科室へ。絶妙な連係プレーで、春菊は次々に下処理がすすめられていきいました。
 
 夕食の18時にギリギリ間に合い、春菊の作業が終わりました。
「フルマラソン走った感じですね」
 ともかちゃんの言葉に、あけみちゃんも私も笑顔になりました。確かに、制限時間1時間、18時に間に合うように、と走った感じがしました。私は主に朝食当番の作業をしていたのですが、同じ台所にいるともかちゃんのてきぱきとした動きや、家庭科室の活気を感じました。みんなで目標を持ってすすめている空気が、とても気持ちよかったです。
 
 そして、夕食の放送が入るギリギリまで、グラウンドで竹を運んでいたみんなの姿も見えました。また、お父さんと何人かの人は夕食を遅らせ、竹取りの作業を終わらせてくれていました。
 
 
 
 私は今日、みんなの作業をする姿にたくさんのエネルギーをもらいました。
 ちょうどお母さんが夕食のときに話してくれたことと、同じことを感じていました。
「木の芽時のこの季節は、気持ちが不安定になりやすいけど、今年のみんなは総じてよく動いているね。落ち込んでいるときでも、そういう人の近くにいると良い影響があるんだよね。気持ちを引っぱってもらえる」
 本当に、その通りだったと思います。偶然なのだけれど、お母さんのお話と自分の1日がリンクしていました。
 
 午前、午後と勉強をしていて、私は少し煮詰まっていました。これまでわかっていると思っていた項目が、実は理解できていなかったことに気付いてしまったのです。
 それは国庫補助金や買換などの圧縮記帳のところです。前回の講義を見てから、私は一番はじめのテキスト(基礎の1冊目)を読み返して、流していたところをもう一度復習をしました。それでもまだ、自分の中で消化できていないことがあります。そこは今、保留にしています。
 
 正しいかわからないけれど、深く追求することで道が拓けることもあれば、逆にさらに迷走することもあると思います。私は今日テキストを読んでいて、これ以上疑問を掘り下げない方が良いかもしれない、と感じました。
 考えすぎて、普通に解けていた問題さえも解けなくなってしまうということが私にはよくあります。そうなりそうな予感を感じたのです。いつか解決して、理解しなくてはならないけれど、今日はいったん道を引き返してきました。
 
 とりあえず問題の解き方を丸ごと飲み込み(この間のお父さんのお話のように)、疑問を挟まず、テキストの解き方を暗記する、形から入り、形ができればよしとする。そう決めました。
 
 
 それでも、わかっていなかった、という気持ちが自分の心をすこし曇らせてしまいました。ランニングは今日は行かない予定だったのですが、気持ちを少し変えるために、石生1周を走りに行きました。
 
 そのとき、私は草刈りや竹取りをするみんなに会いました。力強く、たくましく動くみんなから、私は心の曇りを取り払ってもらいました。力を合わせて春菊の処理を進めるみんなといることで、一緒に成功体験を共有できました。
 
 自分の心を曇らせたことは、たいしたことじゃない、と思いました。きっと、1人で勉強をしているだけだったら、理解できない問題と2人きりで向き合うだけで、気持ちは晴れなかったと思います。みんなの中で、エネルギーを満たすことができました。
 
 
 できない問題にじっと向き合うだけでなく、できるところをどんどんすすめていくこと。そうしてまた同じ問題に戻ってきたら、するっとわかることもあるのだと思います。そういう前向きな気持ちで、また勉強に向かっていきます。
 

 自分のための勉強ではなく、誰かの希望になるための勉強にしていきます。どんなことがあっても、やり遂げたいです。たかこちゃんとさやねちゃんと私は、今新しい道を切り開いているのです。誇りを持って、進んでいきたいです。




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