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第65回「夫婦で大切なこと」




*質問*

 夫婦にとって、一番大切なことは、何ですか?

*答え*

 仲良しなこと。

 仲良しでいること? そうだね。夫婦にとって一番大切なこと。……一番大切なことねぇ。
 あの……なんて言うかな。どんな素晴らしい人でもね、飽きるということはあります。
 ……最近、三船敏郎の娘に三船美佳っていう人がいるんですが、その人が、別れました。54歳のミュージシャンとね。32歳なんですよ、結婚生活16年間。え? 16歳で結婚したの、ってびっくりしましたけどね。別れました。奇麗な人ですね。
 どんな奇麗な人もね、どんな素晴らしい人もね、人はね、飽きます。絶対にね。お母さんも奇麗だな、って最初、感動しましたけど、毎日ドキドキしてたら、心臓が疲れて死んでしまいますからね。そう毎朝、感動してもいられない。見慣れていく。
 でも、それを空気のようにしちゃいけないんですよね。いて当たり前。空気なので、いるんだかいないんだか、ありがたみもない。当たり前すぎてね。これがいけないと思うんですよ。
 今、お母さんは、「仲良しにすること」といいました。
 仲良しにする、ということは、自分たち気が合うねとか、仲がいいねとか、好き合ってる同士だよね、って年中、確認してスイッチを押し直す。そうじゃないと……最初はトイレに行くのも憚られたのが、おならをしても平気みたいになっていく。
 慣れっていうのはいけませんね。ある程度、尊敬の気持ちとかね、重んじる気持ちとかね。相手を、こう……大事に思う気持ちね。

 まだつい最近のことだけど、水戸のおばあちゃんが、
「全部を見せちゃ、駄目だよ、お母さん。一つくらいは秘密を置いとかないと」
 って言われた。
「え? おばあちゃん。もう、全部見せちゃったけど」って言ったら、
「だめだよ。私はそうしてきたんだ。死ぬまで。全部見せなかったよ」
 って。
 だから、気を遣ってるんだ。

 そうなんだよね。全部わかっちゃったら、魅力がなくなっちゃう。底知れぬ魅力が、時々チラッチラッ、とね。え? そうなの? っていう。こんなすごいところがあったんだ! と。時々、出てくるとね、いつまでも新鮮でいられるでしょうね。
 だから、心持ちとしては、いつも相手に新鮮さを見たいな、という気持ち。あと、自分がそういうことを永遠に見せ続ける。全部出しきっておしまいじゃなくてね。そういうところっていうのは、大事だと思いますね。
 でも、そうだなあ……、やっぱり、奥さんが亭主に「ボケナス」だっけ、そんなことを言う人がいる。つい最近、聞いたよね、妻が夫に対して……ボケナスってね。
 そういうことはね、間違っても言っちゃいけないね。どんな喧嘩しても、絶対言っちゃいけないね。言ったことはないし、言われたこともないね。そういう関係であってはいけない。
 逆に、そう言わせない、っていうふうなことが大事なんじゃないかなあ、と思うんですよ。

 家の中ではね、だいたいみんな、パジャマ着たり部屋着を着たりしますよね。
 僕なんかは思うんだけど、学校の先生でよくジャージ着てる人がいますけどね。人の家に来るときもまだジャージを着て来る先生もいる。あれで、自分の家では何を着るんだ、と思いますけどね。
 要するに、表も内も同じ、という人は、女房に対してはもっと砕けた格好になっちゃう? パンツ1枚とか、くたびれたシャツでいて、腹を出っ張らかしている、とかだったら、とっても見苦しいですよね。
 妻との夫婦関係で、誰もお客さんがいなくても、割と小綺麗な格好をするとかね。だらしないところを見せないとかね。ゴロンと寝転んで、こうやってテレビを見たりしない。
 お母さんが、僕の前でゴロンと横になるってないですけど、僕も、人がいるときに畳の部屋でゴロンと横になるって、まずないですよね。そういう意味で、気を許してないのかな。
 あまり、気を許してないよね。そうでもないか。リラックスはしてるけど。リラックスはしてるけれども、リラックスしすぎない。そういうことが大事なんじゃないかな、と思いますね。
 うーん……。お母さんは、僕がテレビ見てると怒るんですよね。僕は、子供に、勉強させたいなと思ったら、自分が勉強します。子供にピアノを習わせたいなというか、練習しないな、この子はこの頃……と思ったら、自分がピアノを練習するんですよね。そしたら、子供が負けじと練習する。僕が部屋で仕事してると、子供も負けじと本を読む。
 ああ……うちはあまり勉強しなかったけど、なんかそういう、人にさせたかったら自分がする、ということがありますけどね。自分が、部屋で何やっても自由な時間に、きちんとしてると、お互いにきちんとしてるというかね。お互いにリラックスしすぎない、そういうことっていうのが、すごく大事な気がしますね。

 結局、同じところを向いてるわけでね。
 悲しいことにね、家でお母さんと何かしゃべると、なのはなファミリーのことばっかりで、僕たちはいまどこまでもなのはなファミリーばかりで、なにやってんだ、と時々思いますけどね。
 同じ時に同じ方を向いて、同じ緊張感でいる。
 それが、夫婦にとって、結構大切なことなんじゃないかな、と思います。
 ここまで、お母さんは国鉄職員の娘として生まれて、僕は国鉄職員の息子として生まれて、同じ価値観で、同じようなところを目指して生きてきて、そうするとあまり違いようがないんじゃないかな、と思います。
 なるべくね、一緒にいる、っていうこと。
 一般的には、夫が、どっかの会社の勤めにサラリーマンで行って、女の人は、子供を産むと主婦になりますよね。
 そうすると、朝起きて会社に行ってから、会いませんよね。
 夜帰ってきてから寝るまで一緒に過ごすのと、土日だけで、極端に一緒にいる時間が少ないですよね。なるべく多くの時間を一緒にいる、ということを心がけるということでしょうね。

 びっくりするかもしれないけどね。
 一般的には仲良しだけど、そんなにベタベタ、この歳でもしないじゃない。時々、やっぱり別行動取りたいなとか、離れたいなって思うとき、あるんだけど。
 そういうときこそ、離れないようにするの。
 分かんないんだけど、それが大切だね。
 うん。

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